『はちかづきひめ』
キンダーおはなしえほん2025年12月号
作・間部香代
絵・山口てつじ
フレーベル館
頭には、母が亡くなる前に被せてくれた大きな鉢。その鉢が頭から取れなくなった姫は、川に落ちたり、屋敷の風呂焚きの仕事についたり、その家の心優しい四男と恋に落ちたりと、波瀾万丈の物語。
寝屋川市に伝わる民話で、御伽草子のお話のひとつでもある「鉢かづき姫」。「かづく」とは頭に被るという意味の古語です。
綿麻の布に手染めで描かれた、山口てつじさんの絵は、印刷されてもその繊細な風合いが伝わります。
2025年12月発売
450円(税込)