MY BOOKS

『だじゃれうらない（わらって すべって あじわう だじゃれ 2）』

　作・間部香代
　絵・井上コトリ
　あかね書房

日曜日、れのちゃんが道を歩いていると「サンデーだじゃれうらない」という看板が。
「コーディネートは　こうでねえと。
　おじょうちゃん、うらなってあげる」
 
怪しい占い師が、れのちゃんを勝手に占い、
「きょうみないから、きょう見ない。あなたの あすの うんせいです」。
れのちゃんはだじゃれが大嫌い。しかし占い師は当たると評判になり、れのちゃんの心境にも変化が…。
 
約60個のだじゃれが登場する、だじゃれだらけの物語。絵から、だじゃれを考える場面もあります。
井上コトリさんが描く、ちょっと不思議で愛らしい世界は、町の人々や動物たちなど隅々まで魅力が満載！
 
日本語の豊かさを楽しく味わえ、読み聞かせにもぴったり。だじゃれの羅列ではなく、だじゃれモチーフの「物語」として楽しめます。
 
言葉遊びには幅広い表現を理解する素地が必要ですが、本書は絵本の形で気楽に読め、語彙力を増やすスモールステップに。
1年生で習う漢字は使用しつつも、総ルビにより保育園・幼稚園の年長さんにも
 
『だじゃれデカ』との２冊セットもあります。