blog

今日は、バイロイトの街をご紹介します。

ドイツに到着したのは、バイロイト音楽祭でオペラを観る前日。
フランクフルトから入りました。
空港でレンタカーを借りて、

ひたすら東へ3時間半。
 

バイロイトは、クレヨンしんちゃんがしっくり馴染んで、
 

壁画のクセが、
 

いささか強くて、
 

タピオカ人気はあんまりで、
 

振り向けばワーグナーがいる街。

 

ワーグナー夫妻が暮らした家(ハウス・ヴァーンフリート)を訪ねました。
妻は、リストの娘・コジマです。

家の前には、ワーグナーのパトロンだったルートヴィヒ2世の像があり、
 

1階の奥には、当時の音楽家たちが訪れたサロンが。
 

2階には、生楽譜や、
 

祝祭歌劇場の見取り図、
 

愛用のベレー帽も!

 

隣の新しい建物には、音楽祭関連の展示が。過去の衣装や、
 

歴代の指揮者。
下段真ん中に、私がリスペクトしているゲオルク・ショルティも。
(ショルティのことは、またいつかどこかに書きたいな)
 

おびただしい数の音源を自由に聴けるから、
 

オッサンも珍しく真剣だ。
 

オッサン、瞬間移動。
 

お庭も気持ちよくて、何時間でもいられる空間でした。

 

さて、バイロイトはワーグナーだけではないんです。

この、一見地味めな建物のなかに入ると…。
 

あれ、まあ。
 

おや、まあ。
 

こりゃこりゃ、まあ。
ここは、辺境伯歌劇場。
辺境伯(貴族の称号のひとつ)に嫁いだプロイセン王女が1748年に建造。
ドイツ最古のバロック様式の劇場です。世界遺産。
 

なにがすごいって、大理石や布に見える部分も木でできているところ。
絵なんです。この装飾も、よく見ると絵。
 

横から見ると、ペラッペラの板に描いてるだけなのがわかります。
そういえば吉本新喜劇のセットも板に絵だよなあ、なんて思いながら見てました。
舞台装置の基本テクだね。

 

今回は訪ねませんでしたが、近くには新王宮もあります。
ドイツで唯一の、フリー・メイソン博物館なんかもあるようです。

そんななか、私が感じるバイロイトのいちばんの魅力は…。

この気負いのない、
 

抜群の地方都市感。

団体ツアー客もいなければ、お土産屋もない。
ワーグナーをリスペクトしながらも、はしゃがない。
だいたいバイロイト音楽祭だって、今年で108 回目ですものね。
落ちついてるはずだ。

「観光地と地方都市の違いってなに?」と訊かれたら、私はこう答えます。

用事がなくても行くのが観光地。
用事があれば行くのが地方都市。

私たちも用事(音楽祭)があったから来たわけで。

また用事をつくって行きたいな。
再来年のバイロイト音楽祭のチケットをどう取るか(来年はオリンピックがあるので)。
そればかり考えています。

 
次回も小さな街を訪ねます。