2018-10-24

『犬の車いす物語』が描くのは、 作る・売る・買う、 そして飼う。 4つの心の重なり。

大好きな先輩作家、沢田俊子先生の新刊をご紹介します。

『犬の車いす物語』
沢田俊子/文 講談社 青い鳥文庫

さっそくページをめくってみると…。

2013年、大阪府在住の川西さんご夫妻は、愛犬のダックフント、スイーピーの椎間板ヘルニアが進行したため、犬の車いすを購入します。
【犬が椎間板ヘルニアになるんだ…。犬の車いすがあるんだ…。】←読者代表・私の声

その後、スイーピーの身体に車いすが合わなくなり、買い換えようとネットでさがしてみますが…。「高すぎ。あんた、作られへん?」「できんことはない。」「ほな、やってみて。」
【えええ? ご主人の英治さん、すごい! 奥様の仁美さんも、なんかすごい!】

試行錯誤の末、スイーピーにぴったりの車いすが完成。さらに、ほかの犬たちの役にも立ちたい、と犬の車いす屋さん「工房スイーピー」を立ち上げたおふたり。1匹1匹、犬の身体や症状に合わせて作る車いすは、評判が評判を呼び、4年間で1500台!
【えええ? 単純に4で割って、1年に375台。すごい!】

車いすに乗る犬と、その飼い主には、それぞれドラマがあり…。
あとは読んでのお楽しみ。

 

仁美さんのお客さまへの親身な対応、英治さんの物づくりの姿勢。
それらが、飼い主の心にぴたりと重なって生まれるのが、工房スイーピーの車いす。
ものを作ること、売ること、逆に買うことは、本来こうあるべきだと教えられます。

さらには犬と飼い主との深い絆、そしてペットを飼う責任についても考えさせてくれます。

丁寧な取材と臨場感あふれる文章は、さすが沢田俊子先生!

犬を飼っている人も、いない人も。ぜひ読んでみてください。

 

☆沢田俊子先生、お誕生日おめでとうございます☆
ますますにこやかに、すこやかに、美しい1年になりますように!!

 

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