2018-11-07

『とりになった ひ』を読む日は、気持ちが上へ上へ、中へ中へと動く日。

童謡詩人の大先輩、織江りょうさんの新刊をご紹介します。

織江りょう 童謡集『とりになった  ひ』 てらいんく

さっそくページをめくってみると…。
44篇の詩が心地よく並んでいます。

「コンパス」…うれしいまるをありがとう。←読者代表、私の声(以下同)
「カラス」…ひみつにしておくね。
「モンシロチョウ」…あ、幸せが飛んでいる。
「ほたる」…きみに会えて、うれしいよ。
「かかとくんの せのび」…みんな好奇心旺盛だなー。
「ナナホシテントウ」…好き。

タイトルにもなっている「とりになった ひ」の詩を繰り返し読んでいると、気持ちが上へ上へ、そして本質の中へ中へと動くのに気がつきました。詩の力です。
きりりとして、やわらかい。織江さんの詩、言葉、心。

少しだけ思い出話を書きます。
私が初めて織江さんの詩を読んだのは、10年ぐらい前。日本児童文芸家協会の事務局から、織江さんの詩集を借りて、もう1冊借りて…。協会のだれかに「織江りょうさんの詩、いいですよね」と話した記憶があります。
織江さんご本人とお会いしたのは、その数年後、協会の事務局で。さらっと紹介されて、「お、織江りょうさんだ〜」とひとり興奮したのと、「金子みすゞ展」のチケットをいただいたのを覚えています。懐かしい思い出。
いまなお織江さんの詩を味わえる、その幸せに感謝しています。

山田和明さんによる表紙画も、織江さんのイメージにぴたりと重なって。
『とりになった ひ』、ぜひお手にとってみてください。

 

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