lovely books

ご縁のあった素敵な本たち

『れいとレイ ルックアット ザ ブライトサイド』

わたしの家の隣に引っ越してきたアメリカ人のレイ。いや、日本に引っ越したぼくの家の隣に住むれい。どっちも正解。なぜなら、ふたりがそれぞれ一人称で語るから。英語を学び、つまずき、それでも学ぼうとするれいの姿に、英語を身につける本来の意味が子どもたちに伝わるはず。英語のブライトサイド(明るい面)が見えてくる1冊。うちやまともこ・作 岡山伸也・絵 絵本塾出版

『おかしっこ学校はじめ組 はじめてのハリキリにっちょくにんじゃ』

「なんでもさいしょは むずかしい」と帯の文字。大人だってそうなのだから、子どもならなおのこと。例えば初めての日直だって、みんな怖くてやりたくない。誰かが挑戦するけれど、やっぱりうまくいかなくて、でもその姿をみんなが見て…。はじめ組の個性豊かな仲間たちに自分を重ね、挑戦する力を身につける。いいなあ、こういうの。作 北川チハル 絵 公文祐子 東洋館出版社

『うれしい ぼんおどり』

生と死は、命の単純な時間経過としてシームレスに続いている。だから会える。繋がっている。お盆の日、ゆいちゃんが家族とお花を飾り、だんごを丸め、野菜で馬と牛を作り、盆踊りでご先祖様に楽しんでもらう。当たり前に描かれる、その1日の清らかなこと。シリーズ最高峰だと思う。子どもの心を正しく動かし、大人の胸のうちを整える1冊。すとうあさえ ぶん 種村有希子 え ほるぷ出版

『北の里から平和の祈り ノーモア・ヒバクシャ会館物語』

長崎で被爆して両親を失い、祖母とともに札幌に移り住んだ7歳のまり子の視点で、被爆者の思いと北海道ノーモア・ヒバクシャ会館の開設までを描く。現在、北海道には271名の被爆者がいるという。観光地でもある札幌の会館は多くの人に原爆の記憶を伝えるだろう。本物の詩人・こやま峰子さんの語り口は、いつも淡々と強く、響く。文・こやま峰子 絵・藤本四郎 北海道新聞社

『赤毛証明』

私立の中高一貫校に入学しためぐは、生まれながらの茶髪故に、生徒手帳に「赤毛証明」の印を押される。めぐは考える。両足のない紘や母子家庭のサワ、登校拒否の吉川さんと接したり、先生の家族を知ったり、『羅生門』の下人にも思いを馳せながら。ふつうって何?特別って何? 自分を掘り下げ、他者からも学び、自己肯定までのプロセスが心地よい1冊。光丘真理 くもん出版

『ほっ ほっ ほたる』

♪ ほっ ほっ、いいところ ♪ きつねくんが、うさぎちゃんと歌いながら向かう先は、あじさい畑?梅の木の下? それともそれとも…。ほっ ほっ、だんだん暗くなってきて、ほっ ほっ、そこは本当にいいところ。にっこり笑っていいこころ。蛍狩りを楽しむ日本人の目とこころが美しくて、誇らしい。伝えてくれてありがとうの行事絵本。すとうあさえ ぶん 相野谷由起 え ほるぷ出版

『カケ・マケちゃん と かたづけエルフ』

13カ国で読まれているリトアニアの人気絵本が日本初上陸! 好奇心旺盛で遊びの天才、でもおかたづけは苦手なカケ・マケちゃん。そこへ、かたづけエルフが現れて…。クセになる色彩と独特の展開。リトアニアの匂い立つようなカルチャーとセンスが、子どものハートを掴み、気づいたらしつけまで!注目の1冊。リナ・ジュタウテ作・絵 正岡慧子・文 瀬戸はるか・翻訳 世界文化社

『おはなみバス』

ぶっぶー。おはなみバスにみんなが乗ってきて、お花見弁当を見せっこして分けっこして…。春に桜を見て、おいしいね、きれいだね、って言える幸せ。満たされるとは、こういうことだとハッとした。しかし子どもはそれを知っているので何度も「読んで」と言われるはず。読み聞かせる大人の心もほぐれてくるのは、まさに絵本の力!すとうあさえ ぶん いりやまさとし え ほるぷ出版

おいしい行事のえほん『ひなまつりパーティー はるらんらん』

季節の行事には先人の知恵が詰まっていて、美味しい食べ物がつきもので。それを作って食べて経験する! そんな絵本シリーズがスタート。第一弾は、ひなまつり。おひなさまのおすし、はるののはらサラダなど7つの料理が登場。あっくん、かよちゃん(なんと私の名前を!)、本屋のままこさんの活躍も毎回楽しみ。文 すとうあさえ 絵 山田花菜 レシピ提供 川島雅子 ほるぷ出版