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2021年10月

  

アフター選挙

原宿駅と表参道駅の間、1階にシャネルが入っている「GYRE/ジャイル」は、この界隈で私がいちばん好きなビルです。

4階のレストランフロアは昨年リニューアルされ、それぞれコンセプトを感じるエリアになっていますが、やはりテラス席があるこのお店は無双。カジュアルフレンチ「bonelan/ボネラン」、それこそこの界隈で屈指の空間ではないでしょうか。

日に日に染まりゆく欅が目線と同じ高さで風に揺らぎ、さらにその向こう側は建築基準法の高さ制限のおかげで眺望が抜けまくり。日が暮れれば、また新しい美しさを見せてくれます。

屋内の席も本物の木が生い茂るユニーク空間で、真冬にはお世話になりそう。
ランチもわりとお値打ちで心満たされます。機会がありましたら是非。
2021.10.31

COCOの玄米おむすび

千葉県の美しい棚田で友が育てた玄米を、もうひとりの友が仕入れ、握り、販売している玄米おむすび。

中目黒の目黒銀座にある、おむすびとお惣菜のお店「COCO」にて。写真は、大量注文のお客様へお届けするおむすびとおかずたち。店頭のおむすびとおかずは次々と売れていくので撮影できなかったのです。

お近くの方、中目黒に行く機会のある方、ぜひお立ち寄りくださいね。

2021.10.30



ARABIAとどらやき

数年前にフィンランドで手に入れた、アラビアのヴィンテージプレート。帰国後、娘におやつをのせて出したら「枯葉みたいでおやつの気分と合わない」と言われ撃沈。滅多に出番のない1枚に。

いやしかし、大人のどらやきならどうだろうと引っ張り出してみると、窓外に揺れ動く秋の景も相まって、かりそめのセンチメンタル。

いただいたり、買いにいったり、原宿印のどらやきは、ふんわりしっとり甘すぎない。コープオリンピアの下、南国酒家の並びにある「原宿寿」というお店で買えますよ。

2021.10.28

ブーツとAI

少し前にネットで一目惚れしたこちらのショートブーツは、スペインの「ANGEL ALARCON/アンヘル アラルコン」というブランドのもの。ヒールのデザインが振るっていて、安定感も抜群。スペインの靴は普段から好んで履いていることもあり、即買いしました。

ネットで買い物をすると、その直後から同様の商品の広告が現れるのが常ですが、驚いたのがインスタでもヤフーでも、ブーツという括りだけでは飽き足らず、買ったものと同じ形(台形)のヒールのブーツばかり宣伝してきたこと。よくもこんなに集めてきたもんだと、その頑なな台形縛りに感心しました。

しかし、私はすでに購入したんです。AIは物色中と購入済みの区別がつかないのかな。購入後に同様のものを見せられたら「こっちの方がいい」とキャンセルを招きかねないなど、実際、広告としてかなり無意味、ときに逆効果。
ブーツに合いそうな私好みのスカートでも薦めてくれたら大したものですが、まだまだ道は長そうですね。頑張れAI。そしてそれを操る人。

2021.10.26

西荻窪 暮らしの研究室

西荻窪でもう1軒。
昭和初期に建てられた古民家をリノベしたカフェ「石見銀山 群言堂 西荻窪 暮らしの研究室」。
島根県の会社が運営していて、少し前まで「りげんどう」という名前だったそう。
「りんごとレーズンの焦がしバター煮」と一緒にいただいた、黒豆珈琲の美味しかったこと。黒豆の健やかなる香りと味はブラックで楽しむべき。にもかかわらず主人は途中でミルクを足してしまい、黒豆感を見失っていました。
ランチは混むようですが、私たちは夕方近かったためゆったり。店内では暮らしの道具や選りすぐりの食品なども販売されていました。

2021.10.25

フレンチカレー

一目惚れならぬ、一口惚れ。
食べた瞬間、夫婦で顔を見合わせました

西荻窪のフレンチカレー「SPOON」へ。
フレンチの手法で作られているというカレーは、バターや小麦粉を使わず、フォンドヴォーとスパイスを何日も熟成させて仕上げているそう。深くて、まろやかで、そのくせキリリと引き締まって、あえて言葉をひとつに絞るなら「愛おしい味」。カロリーも控えめに作られていると知り、ますます惚れてしまうがなー。

写真はスペシャルフレンチカレーで、トロットロのお肉と10種類以上の野菜、そして温玉入り。ライスは雑穀米。私は少なめにしてもらいました

カウンターだけの小さなお店で、お昼は行列だそう。時間をずらしたのですぐに入れましたが、店頭にはテイクアウトの人、冷凍カレーをまとめ買いする人、はたまた遠方に送る人などがひっきりなしに。でも不思議と落ち着いて食べられるのは、お客さんの雰囲気が穏やかだから。こういうお店、たまにあります。お客さんを穏やかにするお店。

西荻に行くことがあれば、ぜひ。

2021.10.23

『ハイキュー!!』

夫→漫画好き
娘→イケメン好き
私→バレーボール好き
故に、家族全員ハマった『ハイキュー!!』(古舘春一/集英社)。熱血青春バレーボール物語、全45巻

バレーボールはサーブのサの字もできない私ですが、観戦するのは好きで、昔は春高バレーも見にいっていたし、木村沙織選手の世界戦デビューもナマで見ました。

バレーはあの狭いコートで1球1球が緊密に繋がってこそ攻撃となるのが面白く、でも実戦だとそんなに巧くいかなかったり、速すぎてわからなかったり。漫画の場合、惚れ惚れするプレーはページを行きつ戻りつしてじっくり味わえるのがいい。というか1球1球丁寧に描かれているため、1試合が2〜3巻に渡って全然進まない。けど、それがいい

ライバル校の選手たちを含め、何十人もの登場人物のキャラクターと成長が豊かに描かれ、45巻の最後の最後までぬかりなく、ア〜面白かった。
2021.10.21

トラウベンモスト

葡萄ジュース。いやむしろ、ワインジュースと呼ばせてほしい。
オーストリアのワイナリーで、醸造用の葡萄を絞ってつくられている無添加・無加水の100%果汁。これに酵母を加えて発酵させればワインになるという、ワイン手前のジュースです。
豊潤な味と香り、上品なコク、そして他では味わえない複雑な甘さと酸味。当然ながら年代によって味わいが違うのだそう。濃厚なので普通のジュースのようにゴクゴクとは飲めず、ワインのような量とペースで味わいます。
オーストリアに住んでいた方に教えてもらって以来ハマッている、我が家のとっておき。アルコールが苦手な方だけでなく、ミネラルやポリフェノールが豊富なので健康のためにもおすすめです。
写真は「トラウベンモスト」の赤と白。ロゼもありますが、入手が若干困難です。

2021.10.19

恋する植物園

日本最古の植物園は歩いても歩いても私たちを飽きさせず、桜や紅葉に気を取られない今のような季節こそオンシーズンなのではないかと思った

小石川植物園こと、東京大学大学院理学系研究科附属植物園へ。
東大の教育施設だけあって、ニュートンが万有引力を発見したリンゴの木(接木)をはじめ、世紀の発見にまつわる植物があったり、500種の代表的な木が分類されて植えられていたり。
地形も豊かで、うねうねと続く池もあれば、山道を思わせる傾斜もあり、植物の生育地の縮図のようでありながら、人工的なわざとらしさが不思議なほどない。あるのは粛々と重ねられてきた研究者の営みの軌跡と現在。
ここが鑑賞や憩の場ではなく、研究・教育の場であるという静かなときめき。しかしそんなことお構いなしに、空ではトンビが鳴いていました。

温室では数々の珍しい植物が迎えてくれたばかりか、蘊蓄を熱心に且つ嫌味なく語る植物男子と、それを柔らかな表情で聞く女の子がいて、まわりの人も植物もすべてが一体となって、ふたりの恋の成就を願わずにはいられないのでした。

2021.10.16



『解きたくなる数学』

学校で習った科目で今いちばん役に立っているのは、私の場合、たぶん数学です。正解のある問題を解きまくったおかげで、大人になって正解のない問題を前にしても諦めない自分がいるのだから。
だけど、
あれ? これって精神論?
習ったこと自体が役立ったといえば、生地を買うときに幅○センチのこの生地を何センチ買えば、斜めに何センチの長さが取れるか、ピタゴラスの定理(三平方の定理)で求めることがあるぐらい。
ところが、数学は暮らしのなかに思いのほか隠れているらしく、それを教えてくれるのが『解きたくなる数学』(佐藤雅彦・大島遼・廣瀬隼也/岩波書店)です。
日常のなかに溶け込んだ珠玉の23問。たとえば、大・中・小の3枚の正方形のチョコレートがあり、「大1枚」か「中と小」のどちらかを貰える場合、どちらを貰ったほうがチョコレートを多く食べられるか、というときに、例の定理を使うと…!という具合。
しかし本書の目的は数学の解き直しというよりも、帯にあるように「論理の組み立て」や「思考のジャンプ」を身につけること。その手の訓練をするのが私は大好きなものですから、ついだれかに薦めたくなるのです。ご興味のある方は、ぜひ書店でお試し読みを。

2021.10.15

OSAMU GOODSの刺繍ソックス

オーダーしておいたOSAMU GOODSの刺繍ソックスが届いて、JKの娘は大喜び。通学のテンションが上がるといいね。
Tabioのこちらのサイトからオーダーできます。
ソックスは30色から、糸は12色から選べますよ。

2021.10.14

東京雲海

こう見えて東京です。
ホテル椿山荘の「東京雲海」。
人工的に発生させた霧で、広い庭園の3/4を覆うという豪快演出。
霧が出るタイミングは1日に40回以上、ライトアップもあるそう。

ひとを喜ばそうとする発想は、その発想そのものが喜ばしい。

2021.10.13

在りし日のお散歩。
戦友であり句友であり心友でもある天才と。
その友に、私は何度となく本を書くことをすすめていたが、ついぞ首を縦に振らなかったんだな。
まったく馬鹿な天才だ。そしてずっと大好きだ。
2021.10.12



ブレッツカフェ

家族でガレット専門店「ブレッツカフェ クレープリー」へ。新宿高島屋の上、表参道にもある、あのお店。

本店はフランスのモンサンミッシェル湾、カンカルという港町で、ガレット生地にソバ粉を使っているのは日本仕様ではなく、本場ブルターニュの製法だそう。
数あるガレットのなかから珍しくサーディン(イワシ)がのっているのにしてみたら、想定外の見た目と期待以上の美味しさ。肉厚のバターサーディンの下に、飴色に輝くオニオンのシードルコンフィ(リンゴ酒煮)が隠れていて、香ばしい生地とよく合うこと。定番のサーモンやベーコンに踏みとどまった主人と娘からは、羨望の眼差し。
一方、デザートのクレープに関しては、私は一切冒険をしない。若いころ句会の先輩方に目白のガレットのお店に連れていってもらい、「専門店でクレープを食べるときは、メニューの一番上にある、一番シンプルなクレープが、一番美味しい」と教わって以来、その教えを守っている。
テラス席でガレットなんか食べていたら、ふいにヨーロッパを旅しているときの感覚になる。聞けば主人も娘もそうだと言うから、コロナ生活のせいで感覚の揺らぎが大きくなっているのかもしれない。ちょっとした非日常への揺れが、旅の領域まで振れてしまうという。
話を戻すと、私が食べたガレットは「ベルイロワーズ」(ちょっと高めの1,950円)、クレープは「北海道産バターとブラウンシュガー」(750円)。機会があれば是非。

2021.10.03