blog

1枚のCDが、ここにある。
『ここにいる』鈴木君代×天白真央

あの日のライブのおふたりです。
シンガーソング僧侶の鈴木君代さんは、私のマブダチFさんの高校の同級生というご縁。そのご縁をフル活用して、いただいたCDです。けれど、うちのCDコンポが壊れていて(つねに大音量で鳴る)、聞けずにいました。
ある日、そうだパソコンで聞けばいいんだ、と気づき、仕事机に鎮座する27インチ巨大Macの外付けDVDドライブに差し込んでみたら…。もう、ド正面から来るわけです。鈴木さんの歌が。歌というか叫びが。叫びというか魂が。いや、むしろ「云」偏を「土」偏に代えて、塊と呼びたいな。形が見えるようだもの。

塊がばんばん飛んでくるので、なんとなく流しておくというわけにもいかず、正面向いて聴きました。椅子に座って、心で正座。
タイトルトラックの「ここにいる」、「いのちの花を咲かせよう」「きのうみた夢」「ナムアミダブツ」「ドライブスルー」「お坊さんに憬れてお寺に入ったの」、そして…。
ライブで一度しか聞いていないのに、既聴感ハンパないのは、きっとあのときも塊だったから。

で、その塊の正体は、なんなのかといいますと。
優しさなんだよね。感じ方はそれぞれだと思うけど、私にとってはシンプルに、優しさ。
ただただ優しさの塊を投げて、「ここにいるよ」とそこにいる。なんの見返りも、責任も、義務もないのに。
果たして自分はそんな取り組みをしているだろうかと、一瞬、自省したりもするのだけど、そんなことお構いなしに、いいよいいよと飛んでくる。塊が。
それで目の前の曇っていたものが、明るく、やわらかく見えてくる。

ところで、相方の天白真央さん(男性です)は「若狭の海」という曲で、原発のことを言い切っていて気持ちがいい。素晴らしいです。おふたりとも。

1枚のCDが、ここにある。
それをきっかけに視界がひらける。←まずは何事もここからだ。
うれしいことです。ありがとうございます。