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たぶん、これを入れて、あと2回です。
よろしければ、どうぞお付き合いください。
 

ウィーンの朝は、昨日窓から見下ろしていた中庭での朝食から始まります。
連日、朝バタバタしていたから少しだけのんびり。

そして、出かけた先は…。

シェーンブルン宮殿。
ウィーンでいちばん観光客が多いところだそう。世界遺産。

もとは修道院だった施設を、18世紀、女帝マリア・テレジアの命で大改築。
マリア・テレジアの末娘、マリー・アントワネットが15歳まで過ごした宮殿としても知られています。

宮殿の部屋数は、なんと1441室!
2階の部屋が公開されていますが、私たちは時間の関係で見学はパス。
ルコは、マリー・アントワネットがどんなところで育ったのか見たかったようだけど。

お庭を散歩してみると、

わあ、どうぞお幸せに☆
 

ネプチューンの泉の裏側から。滝の向こうに宮殿が見えます。
 

そろそろ行こうかと宮殿を出たら、

いるよねー、こういう人。観光スポットに。

そういえばベルサイユ宮殿には、こんな人がいたよ。

 

次の目的地までは、鉄道で。

駅で買ったお寿司を列車のなかで食べたら、久しぶりい嗅いだしょうゆの匂いが妙にツーンとくる。外国の人には、もっと強く匂うんだろうな、という気づき。

 

着いた場所は、こんなところ。少し着くのが早かったみたい。
 

じっとしていられない二人は、
 

すぐどこかへ行ってしまう。
 

ようやく船が来たので、
 

乗りました。
そう、ドナウ川の川下りです。

ここは、ヴァッハウ渓谷。
全長2800kmのドナウ川流域のなかで、もっとも景観が美しいといわれています。

ドナウ川って、本当に流れているんだね。
遙か遠い、なんなら実在しない世界を流れている川のように感じていたよ。

旅っていいね。

  

お城が見えてきました。
 

玉ネギ頭の塔がある、シェーンビューエル城。
 

アックシュタイン城の城跡。
15世紀に盗賊騎士が、捕虜を谷から突き落としたという伝説が。こーわー。
 

有名な白ワイン「リースリング」発祥の村、ヴァイセンキルヘン。
中世の教会と赤い屋根の家々。そのむこうに、葡萄畑。
こういう村に生まれたり、嫁いだりしたら、どんな人生だろうと想像してみる。
 

優雅です、とても。
この旅でいちばん、のんびり屋になれたとき。
 

あ、がんばり屋。
 

午前の便に乗れば、下船して町や村を観光できます。
私たちは、空いている船でのんびりしたかったので、あえて夕方の最終便に。
 

クレムス、終点の船着場です。あ〜、楽しかった。
 

ユルユル気分はつづいていて、ゆっくり駅に向かったら、
 

チーーン。1時間に1本のウィーン行きの列車が、行ったばかり。
でも不思議と、のんびり構えている自分たちがいる。
 

1時間待って乗り込んだ列車は、ほぼ貸切で、
 

ウィーンの北駅に着いたのは、こんな時間。
 

でもね。
間部家の旅の1日は、まだまだ終わらないのです。 

夜空まで美しく見せてしまう、リッチなオペラ座を眺めながら、向かった先は…。
 

ザッハー。
ホテル・ザッハーの中にあり、ザッハートルテ発祥のお店としても有名なカフェ。
ありがたいことに24時までやっています。
昼間はきっと行列ができるから、ちょうどいい時間帯。
 

素敵な店内と、
 

無敵な二人。
いったい何のポーズだよ。
 

まず食べたのが、ヴィーナー・シュニッツェル。
薄いカツレツにレモンを搾っていただきます。
レモンがガーゼで包んであって、絞るときに手が汚れないのがザッハースタイル。
ものすごく美味しい! たぶんこの旅でいちばんの味。 
 

そして、いよいよザッハートルテ。こちらでございます。
甘い、美味しい、甘い、美味しい、甘い。

うーん、甘ったるいなあ。
まるでルートヴィヒ2世のようだ(予言の回収)。

だけどどちらも、つまりザッハートルテも、ルートヴィヒ2世も(このふたつを並列するのもなんだけどさー)、悪い甘さじゃない。
こだわりの甘さだね。

 
ここで少しウンチクを。
「ザッハーとデメルのザッハートルテ裁判」
ウィーンで有名なザッハートルテの店といえば「ザッハー」と「デメル」。
ザッハーは、その名からも分かるように、ザッハートルテの本家本元。1832年、当時16歳だったフランツ・ザッハーが考案し、その息子・エドワルトがホテルを開業。いまのカフェも、そのときにオープンしたと思われる。
一方、デメルは、1848年にケーキ職人のクリストフ・デメルが開業した。
1920年代、第一次大戦後の大不況でザッハーは経営難に陥る。
1930年代、ザッハーはついにライバル店のデメルに助けを求め、その見返りに、デメルでもザッハートルテをつくることを許可した。
しかしその後、代がかわると、ザッハーがザッハートルテの商標をめぐって訴訟を起こす。7年に渡る裁判の結果、ザッハーのザッハートルテは「オリジナルのザッハートルテ」、デメルのザッハートルテは「デメルのザッハートルテ」と名乗っていいという判決が下る。

7年かけたわりには微妙な判決ですが、そのおかげで、いま私たちは2大ザッハートルテが楽しめるというわけです。

ザッハーのザッハートルテは、スポンジの真ん中に、アプリコットジャムを挟んだ層があるのが特徴。ジャムの酸味が、チョコの甘さを引き出したり、抑えたり。絶妙な効果を生んでいる。
一方、デメルのザッハートルテは、真ん中にジャムを挟んでいないのだそう。
「甘すぎて食べられないかもね」
なんて言っているうちに、とっぷり更けていくウィーンの夜でした。

明日は、旅の最終日。
ブログもついに最終回です。