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日本では公開されなかったのかな? 
アカデミー賞3部門ノミネート作品、『ある女流作家の罪と罰』を見ました。
DVDは7月3日リリースだけど、デジタル先行配信されていたので、ひかりTVで。

古き良き時代の著名人の伝記を書き、かつては売れっ子だった女流作家、リー・イスラエル。すでに世間から忘れ去られ、どん底の暮らしをするリーは、ふとしたことをきっかけに、昔の著名人の手紙を偽装するように。次々と偽装しては古書店に売り、大金を得る。
古いタイプライター、古い紙、古くする加工。そしてなにより、その時代の著名人たちに精通し、文体を真似て、魅力的な文を書くテクニック、すなわちリーの才能が、その手紙を作り上げていた。
それは犯罪であり、決して認められるものではないけれど、リーにとっては価値ある作品。しかしそんなことが、いつまでも続くはずはなく…。

リーにとって、偽装した手紙は、これまでのどんな仕事よりも自分らしい作品だった(皮肉にもそれは、他人らしさの追究だったけれど)。
「自分にしかできないこと」「その価値」「その需要」、
これらが高い位置でぴたりと重なったとき、ひとは眩しいほどの光を浴びるはず。
なのにリーは、暗闇のなかにいた(だから何だというのだ!)。
生まれたから、生きないとね。
生きてきたから、生きていかないとね。
以上が私の感想です。

泣いてしまいました。実話だそうです。いい映画でしたよ。