2018-08-31

北欧バルト夫婦旅日記1「ヘルシンキで月曜を待つために何かをする」

以前のブログに書いたとおり、娘のルコが合唱団の海外演奏旅行に行きまして、それを見るついでに主人とふたりで旅をしてきました。
フィンランド、エストニア、ラトビアを9日間で。その日記です。全4回。
毎回長くなりそうなので、ド暇な方だけどうぞ。

§1日目 出発〜ヘルシンキ1日目

ルコが出発した4日後。
初めて乗るフィンエアで、10時間かけてヘルシンキへ。
ルコたち合唱団はすでにフィンランドでの演奏会を終えて、この日エストニアに移動していますが、エストニアでのコンサートは2日後なので、それまで私たちはヘルシンキで過ごします。

冴えない空の下、空港からバスに乗って市内に入り、中央駅の気になるメンズを横目に歩いていくと、

そこは港町。

港の近くのホテルにチェックインをして、さっそく街を歩きます。
まずはヘルシンキ大聖堂へ。

白亜のスカッとしたデザインは、1852年完成。
日本では幕末、ペリーが日本に向けて出発した年だっていうから、さほど古くはありません。たしかにそんな感じです。

デザイン性、という言葉を使いたくなる内観。

大聖堂をあとにして港を歩いていると、あれ?

艦船じゃない? 日本のじゃない?
そういえば、合唱団も日本の海上自衛隊の船で歌ったって言ってたっけ。
なんて話していたら、近くのレストランの中庭から和太鼓の音が。

自衛隊の皆さんのパフォーマンス。
へー、こんなことやったりするんだ。日本では知ることのできない日本の姿。
大人気です。

合唱団のフィンランドでの演奏会の模様がラジオで放送されるというので、ホテルに戻ってラジオを聴き、それから食事に出かけ、サーモンの入ったクリームスープやトナカイの肉の料理を写真を撮るのも忘れて食べたりしていたら、21時でも明るいヨーロッパの夜もさすがに更けていました。

それで、この青。

ここは日本じゃないな。旅が始まってるな。そう感じた瞬間です。

 

§2日目 ヘルシンキ2日目

さあ、困った。どこ行こう。
日本でガイドブックを見ていたときから薄々気づいていましたが、ヘルシンキでやりたいことが見つからないのです。

ムーミンは日本から眺めていれば十分だし、映画『カモメ食堂』は見てないし。
可愛いお店もいっぱいあるみたいだけど、北欧雑貨のほっこりした感じ、あんまり得意じゃないんです。マッシュノートでほとんど扱っていないのが、その証拠。

ただ、食器は北欧が好き。
何年か前に、家の食器をすべて北欧のものに買い替えたくらいです。
アラビアイッタラロールストランド、もちろんマリメッコも。いつかこのブログでもご紹介したい、王道のラインナップ。

持ち帰るの大変だから買うつもりなかったけど、せっかくフィンランドに来たのだし、食器なら家族みんなで使えるし‥‥。
ということで、まず向かったのはヘルシンキの外れにあるアンティークショップ「Kirppis Jade(キルッピス ヤデ)」。

食器だけでなく、

生地やお洋服も。

知る人ぞ知るお店なので、いいものは売れちゃってる感じでしたが、アラビアのヴィンテージのお皿を何枚か。アラビアは、バックスタンプ(刻印)で製造された時期がわかるので、集めるのも楽しい。

主人も自分用のマグカップを探して、けっきょくド定番、アラビアのヴィンテージに。
お、なんか似合ってるぞ。

次に向かったのは、毎日開催されている青空蚤の市。

ここでは、このお皿を家族3人分。

このシリーズは現在はイッタラが作っているのですが、購入したのはヌータヤルヴィという老舗ガラスメーカーで作られていた時代のヴィンテージもの。
といっても、アラビアみたいにバックスタンプがあるわけでなし、シールや箱があるわけでなし。でも他に扱っているお皿やカップも古いものだから、まあ、ここは信じたもん勝ちですね。

北へ行ったり南へ行ったり、市内の縦断にはトラム(路面電車)を利用。
トラムの車内、シートのデザインなどは、さすがヘルシンキ。

その日の夜も、ホテル近くのレストランへ。
奥の席で食事をしていたら、とつぜん一部のお客さんがセレモニーを始めて、3人の男女が歌いだしました。

まあまあ上手いけど、とびきり上手くはない。それで5曲も6曲も7曲も。意味がわからない。でも可笑しいから、食事終わってもコーヒー頼んでずっと見てました。

 

§3日目 ヘルシンキ3日目

ヘルシンキ最終日は、待ちに待った月曜日。やることもないのにヘルシンキに2泊もしたのは、この日のためです。
私たちが唯一行きたかったところが、マリメッコ本社の社員食堂。でも土日が休みなので、この月曜まで泊まっていたというわけです。

夜には、エストニアで合唱団の演奏会があります。
エストニアへは船で。3社ある船会社の時刻表を主人がネットで見比べて、最善のチケットを手配してあります。それに乗り遅れないよう時間通りに動かなくては。

郊外にあるマリメッコ本社へは、ビタミンカラーのメトロに乗って。

駅からしばらく歩くと、見えてきました。

10時のオープンと同時に社内へ。
入ってすぐのアウトレットコーナーで、まずはお買い物。
食器はたくさん持っているので布モノ中心。鍋つかみは、お友だちのぶんもまとめ買い。ほかにスカートも。50%オフだったから!

ところで。
メトロに乗っているときも、本社前でオープンを待っているときも、アウトレットで買い物しているときだって、100%気づいていたのですが‥‥。
そこにいるの日本人ばっか!

それがダメってことじゃないの。
I love Japan!  We love marimekko!
ただ、ほかの国の人たちは?って思っただけ。

お買い物を済ませたら、上っちゃいけない階段をやり過ごし、

いよいよ社員食堂「maritori」へ。ランチは10時半から食べられます。
うれしそうな私。服装は夜の演奏会仕様。

せっかくのオールマリメッコなのに‥‥。
盛りつけ雑でごめんなさい。
パンはみ出しててごめんなさい。
スープ入れすぎてごめんなさい。
でもちゃんと美味しかった、楽しかった。

食堂を予定どおり11時半に出て、ホテルで荷物をピックアップし、無事港に着きました。

それで最後に、もうひとつごめんなさい。

私たち、ヘルシンキを上手に楽しめなかったみたい。
楽しかったけど、上手じゃなかった。ごめんなさい。

あ、もうすぐ、船が出ます。

さようなら、ヘルシンキ。

ありがとう、ヘルシンキ。

もわっとした「思い」を連想変換で「思い出」に変えて、エストニアのタリンへと向かいます。

 

つづく。

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