2018-08-07

戦友と行く、岡本太郎記念館。

私には、戦友と呼べる友がいます。
なぜ戦友なのかというと、その友が私のことを戦友だと言ってくれるから。私は彼女のことをとても尊敬しているので、戦友と呼ばれることを誇りに思っています。

じっさい私たちは若かったころ、ともに戦っていました。寝る時間を削り、食べる時間さえ削り、いったい何と戦っていたのか。
フリーランスの若いコピーライターが戦う相手って、なに?
言葉? いえいえ、当時は言葉と戦っているつもりだったけど、そのころの私に言葉と戦うほどの実力なんてありませんでした。

私が戦っていた相手っていうのは、だれが書いたって変わんないような仕事の山とか、それに気づかないふりをしている自分のプライドとか、すごく宙ぶらりんな感じとか、中堅広告代理店のあの営業部長とか、なんかよくわからんオッサンのディレクターとか、そのオッサンのあのときの態度ったらなかったなとか、あの男が言った言葉は一生忘れないしその価値観のみすぼらしさ泣けるわとか。まあ、そんな感じです。若かったからねー。

 

戦友とは、いまはいっしょに仕事はしていないけど、家族ぐるみと、いろんな仲間ぐるみでお付き合いがつづき、先日、珍しくふたりだけで出かけたのは、岡本太郎記念館。私が誘いました。

なかに入って、展示のある二階へ階段をのぼり、その空間を見た瞬間に「あ、やっぱりそうだ」と気づきました。
やっぱり人だ。岡本太郎という「人」なんだ、と。

しびれる作品はたくさんあって。


「午後の日」、私のお気に入り。


「愛」が寝そべってた。


「太陽の塔」、イケてるね。

だけど、それはみんな岡本太郎のアウトプットに過ぎなくて。うん、やっぱり人なんだ。

たぶん行く前から分かってはいたけれど、それを戦友と感じたくて出かけてみました。7月の話です。

写真は、記念館のお庭。ここにも強い作品がたくさんあり、「なるほどバナナの木ぐらいじゃないと作品に負けちゃうもんね」なんて話しながら、ちょっと溶け込んでみましたの図。

 

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